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10 写真ギャラリーめぐり-「イベント会場(メーカーの展示・催事)」 [写真]

 このブログもいつの間にやら十回目、読んでくれている方にはなみなみならぬ感謝を申し上げたい。では今回のテーマはメーカーのイベントになる。二つの例で見ていきたい。
 まずは一般的なメーカーのイベントと言われると、どうしても新製品発表展示会を想像する方が大多数のはずである。ご多分に漏れず、最初はその類のお話から行きたい。
 しかしこれはイベントではあるが、厳密な意味ではギャラリーではない。だが趣向を凝らした会場内の一角で、作品を鑑賞できるのでここではあえて同じグループにカテゴライズしておく。
 重ねての話になるが、このようなイベントは会場も一般的なギャラリーで行われることはとても少ない。ほとんどがイベントホールなどだ。大枠でとらえた場合、作品の展示コーナーなどを設けているので、そのスポット部分のみがギャラリーといえる。参加されたことがある人なら通じるお話である。
 参加の経験が無い方のために一応軽く触れると、各メーカーが新製品(特にカメラ本体の中級機から高級機種)を発表するときに大都市を中心にお披露目会を行うことが多い。それがこの会場でのお話と言うことだ。旧「大井町」のメーカーさんだと「デジタルライブ」と冠することが多い。旧「下丸子」のメーカーさんだと「ジャパンプレミア」なんてつけている場合が多かったと記憶している。イベント名に関してはあまり明確な記憶ではないので違っていたらご愛敬でお許しを…。とりわけ各社が力を入れるイベントの場合は東京、大阪、名古屋、福岡、札幌といった大都市を日程をずらして開催している。更にターゲット層の多い商品の場合は仙台や広島なども加わる。もちろん私は東京と横浜以外のものには参加した経験はない。
 その会場においては小さなシーピープラス会場と考えてもらえるのが分かり易いかもしれない。とはいっても即売会や飲食ブースはない(ただ意味は違うが品川Sタワーが会場の場合、ラウンジが開店しているときに限ってはそこでコーヒー等飲めます-笑顔-)。基本構成は相談ブース、実写体験ブース、写真作家の講演ステージ、過去の交換レンズなどの展示見本というおおよその会場の間取りになる。そしてそこにプリンタの出力コーナーやギャラリーコーナーも加わると言うわけだ。
 ギャラリーコーナーでは、写真作家の講演ステージに連動することが多く、話題の新商品を使った(一般に発売前なので、作家先生は試作品とかベータ版とか言われる商品になる直前のものを使用しているみたいです)実際の出力作品を見せてくれる。特に興味深いのは、普段カタログなどではページ数やスペースなどの関係で知ることが出来ないたくさんのレンズを使って、大きな作品を展示してくれているところに魅力がある。解像度にちょっとうるさい方やボケ味に厳しい方の商品選びの良き指標になると言うことだ。
 よく耳にするのは広角端のシャープさやポートレートのボケ味のお話だ。後者はマクロレンズの時には考えるのだが、ポートレートをあまりとらない私の場合は、先達の方々がお話になっている内容にあまりついていけず残念という心情であった(笑)。これらを全紙サイズで出力していたり、トリミングを見せてもらえたりするので勉強という意味では大きなチャンスになるのは間違いない。
 展示作品は比較的光沢プリントで木枠の全面パネルの場合が多いが、時にマットやエンボスなど洒落た用紙に額装という場合もあるので、展示方法に興味のある人も楽しめる。特に「下丸子」のメーカーさんの場合はプリンタとの連動で、この作品はこれで出力しましたというサンプルがしるされていたのを覚えている。今後製品スペックだけに留まらず、こういった展示作業にどのようなおもしろさが加わっていくのかも、類似イベントで実践されていくだろうから鑑賞する側にも、させる側にとっても興味は尽きない。
 私個人の目的は勿論、目星をつけている商品のためにお邪魔することも多いのだが、作家先生のお話が聞けることも大きな魅力の一つである。人間力を聞きにお邪魔すると言ったところだ。残念ながら購入までの意思決定にはたどり着かなかったとしても、そのメーカーさんの今後の商品企画への期待度が分かることも多いイベントなので、参加する価値が大きいと感じている。
 次に後者二つ目は、メーカーが主催してギャラリー作品展を行うという場合だ。興味深いと感じたところでは、タムロンというレンズメーカー(正確にはかつてカメラも別ブランドでやっていました。興味ある方は調べて下さい)がかつて主催した画期的な企画展をここでの例えとしてみたい。2011年に3331Arts Chiyoda という廃校になった学校をギャラリーに改装した場所で行った試みだ。このギャラリーは「序」章で挙げた分類の③社会教育施設に相当する、公共の学習施設の類だ。Eternity at a Momentと銘打った六〇人の写真作家の先生方が同じレンズを使ってそれぞれの持ち味の作品を発表するという試みだった。正直すごいと感動した。音楽で言えばオムニバスアルバムのようなものだ。贅沢な写真展だ。しかも無料。こんな試みあまり見たことないからだ。発表者の人数も、開催場所の広さも、なによりも同じレンズで写真作家が撮った作品を六十枚も見られるということはそうそうない。私見だが、間違っても商品のための実写サンプル写真と呼んだらあまりにも失礼で、もったいないという気がする。使用機材が18-270mmという広い焦点域を持つレンズなので、これだけの分野の違う写真作家が参加できたのかもしれない。しかも参加している作家先生方、現在の雑誌などでもお名前を拝見する方々ばかり、素直にすごいと感じた。さらにいうと、一度にこんな多くの先生方の作品を間近で見せてもらえて嬉しかった。メーカーさんに感謝である。またこんな企画あるといいなと思う今日この頃である。しかもこの後者の写真展の内容はもっと書きたいのだが、いつもの分量(文量?)に達してしまったので、今回はこの辺でお開きとしたい。残念。
 昨日は季節外れの雪が降った地域もあったようで、東京でもちらほらと舞っていたそうだ。まるで「なごり雪」の歌の世界である。でもさくらも終わり若葉が大躍進する季節、前向きに春真っ盛りを謳歌したいものである。皆の衆、写真を撮りにいきませう(笑)。

http://www.tamron.co.jp/タムロンのURL

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