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11 写真ギャラリーめぐり-「社会教育施設のギャラリー」 [写真 ギャラリー]

 今回の主題はちょっと堅い。興味の無いかたはスキップしていただいても致し方ない(笑)。まず社会教育施設とはなんぞや? というところからいくと、教育には学校教育と社会教育という二つの教育形態があるそうだ。本に書いてあるのだからそうなのだろう。知徳体、すなわち、知育、徳育、体育を統合したものが教育、その教育の中で学校で行わない教育が社会教育だそうだ。これまたもちろん本に書いてある。その社会教育を推奨したり、応援したり、お手伝いをする場所が社会教育施設というわけだ。昨今良く聞く生涯学習なども社会教育に分類されている。
 博物館、美術館、植物園、動物園、水族館、音楽ホール、文学館、公民館、生涯学習センター、スポーツセンターなどなど例を挙げるとたくさんある。要は学校を一歩出た場所で教育や学習をしたり、その成果を発表する公共性の高い場所を社会教育施設と呼ぶのである。またまたこれも本のうけうり。因みにこれらのことはもっとちゃんとした説明で教育関係の本をお読みになると、ほぼどの本にも同様のことが私の文章よりもっと高尚に書かれているのでそちらを参考にしていただきたい。
 それを前提として考えた場合、写真に関する社会教育施設というのは主に三種類存在すると考えてもいい。ただしこの分類はあくまで私が思うだけで、もっとあると言う人はそれで良いし、二つで十分と思う人もそれで良いと思う。便宜上説明しやすいので、私が三つに分けたまでである。
 ひとつは以前にも触れた著名な写真家のゆかりの美術館やギャラリーである。入江泰吉や植田正治、土門拳、前田真三などの美術館は地方にありながらも結構有名である。こちらは写真家の仕事を振り返り、作家としての業績を記録、展示、広報するという役目や価値ある作品そのものの大切な保管を目的としている。いずれにせよファンにはたまらない美術館やギャラリーである。
 次はカメラそのものを対象にした技術史の側面で展示をしている博物館の類。そう半蔵門にあるカメラ博物館や富士フイルムスクエアにある博物館の類である。十九世紀の科学技術の進歩による写真機の発明、発達から始まって、最新型のデジカメまでを工業製品として、あるいは技術的知識として学べるという場所である。こちらはギャラリーとは少し違う気がするが、このブログ、写真に関するよもやま話がタイトルなので恣意的に独断で併記させていただいた。最初にそういうタイトルをつけてしまったのだから仕方ない。
 最後が私たちに一番関係するもの。公共性の高い学習施設で発表会を開催出来る施設と言うことだ。こういった公共施設では写真に特化した展示ホールを備えているところは少ない。大概は絵画、彫刻、書道、造形などなんでもござれというところがほとんどなので、やりやすいように会場を自分でアレンジすれば良いだけだ。私も過去にグループや個人で幾つかの公共ギャラリーで何度かお世話になった経験があるのだが、大概にして親切、丁寧、わかりやすい説明をしていただいたことが多い。
 趣味のサークルや仲間うちの発表会などが主軸を占めるこういった社会教育施設の場合、皆に一律に浸透して理解していただきたいというノウハウをお持ちなのだろう(勝手な想像)。つまり業務であろうと個人であろうと、趣味、仕事の区別無く一律に使用規定に則ってもらうということだ。規定の上では特別扱いをあまりせず、業務使用には業務使用の規定、個人やサークルにはそれ用の規定があり、皆にそれを遵守していただくという具合だ。そのため経験上、こちらも割と指示に従う性格なのもあるが、簡潔な説明を了承した上でまず気持ちよく使用した覚えがある。セールスポイントばかりをアピールするよりも、公共施設ゆえに当たり前のことをちゃんと理解してもらうことに重きを置いているのだろう。
 こういった施設で見学をする場合に私が感心するのはアマチュアにしろ、職業にしろ、写真作家さんが丁寧に説明をしてくれる機会が多くなったことが嬉しい。ざっくばらんに言うと飾りっぱなしではなくなった。先日、都内にあるギャラリーで、鑑賞中、作家さんが折を見て説明についてくれることがあった。お時間に余裕があったのももちろんなのだが、作品の意図やモチーフへの思いなどを簡潔に見ている横でちょくちょく来ては教えてくれたのが嬉しかった。それが一カ所ではないのだ。行く先々のギャラリーや施設で結構多かった。以前ではおおよそ考えられない。最初は邪魔でないかの確認後、こちらがOKの意思表示をするとちゃんと礼儀正しく説明をしてくれた。私のような素人相手(その時期の訪問先は人物スナップの作家さんが多かったのですが、私はその分野にあまり慣れていないのです)にいろいろ教えてくれて、素直にいい人だなと感じた。おっしゃっていることの半分も理解できず心苦しいのだが、でも楽しかった。いつしか大作家先生になられたら嬉しいと思っている。無力ゆえなにも出来ないので、陰ながら応援である(笑)。
 さて以上三種類の社会教育施設、写真とカメラの学習場所として形態や状況、体験談などをおおよそで紹介したが、こういったものの他にもある意味では一部ワークショップと社会教育施設、発表の場を兼ねている場所もあるので覚えておくと便利である。例えるなら「御苗場」や「PHOTO IS」といった手軽に発表をしてみたい人をサポートしてくれるテンポラリー・ギャラリー(期間限定ギャラリー)などである。イベントの類に分類しても良いのだが、ここでのご紹介のほうがちょうど良い機会である。ちなみにこの二者には私は参加したことがないので興味のある方はいつものごとくだがご自分でお調べいただきたい。一応リンクなどのご用意はさせていただいたのであとは自力でどうぞ。
 結局、あまり堅い話にならなかったのがこのブログの良いところ? まあ書き手が書き手なのでこんなところが分相応と感じている。写真、映画、音楽、美術、文学など、どんな分野でも良いのだが、良い作品やお気に入りの一品に出会うというのも会場や媒体あってのこと、これからも社会教育施設で多くの作品や作家さんを応援できると良いと思う今日この頃。
 さて、あじさい、バラ、ラベンダーと被写体に事欠かない今の季節。次はヒマワリの咲く頃に更新したいと思っている。あくまで希望ではあるが…。ではまた。 

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公共施設ギャラリーでの拙作展1
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公共施設ギャラリーでの拙作展2

リンク

http://photo-is.jpPHOTO ISのURL
http://www.onaeba.com/index.html御苗場のURL
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