So-net無料ブログ作成
検索選択

42 私流よこはまの花便り10-シリーズ「サクラと青空」編- [写真 自然]

 わたしの好きな被写体の中で、比較的おとなしめながら、タイミングの難しいものとして「サクラと青空」がある。もともとフィルムのころから青い空を写すのが好きで、わざわざT64なんてタングステンフィルムを使って撮った頃もある。だが結果的には、自然の青空と絞りの調子で写すのが一番キレイなんだと最近は思っている(今のところ)。
 サクラの咲く時期の気象条件を考えると分かると思うが、「花曇り」という言葉があるように、不安定な天気になりやすい。寒気のみの乾いた冬の空気の中でなら晴天の日が多くなるが、南風の入る日が多くなるこの頃になると湿った空気が運ばれる。その日がどちらなのかによって青空が撮れるのか否かが分かる。とりわけ咲き始めの頃は比較的撮りやすいが、満開や花吹雪の時期になると曇天の確立が高くなる。春の陽気になるからだ。晴れていても、霞がかかったように水蒸気や雲が入り、F値を絞っても青が出にくくなる。
 さすがに長年撮っていると、状況が分かってくる。晴れていても、青の出にくい空の時期どうすれば良いのか。答えは早朝である。遅れても午前中である。毎年サクラを撮っているのに青空に出会えないと嘆いている方は、朝一番の空で確認して欲しい。朝靄さえなければ、サクラの時期でも十分に青が表現できる機会に出会えることが多いはずだ。わたしはこれを自分勝手に「朝飯前」ならず「昼飯前の青空」と名付けている。おまけに朝だと風も少ないため、植物の撮影には輪を掛けて適している。今日もそうだったが、午後は強風が吹き荒れていた。その時間にはもうわたしは撮り終えていたので、なんの問題も無かった。
 では本日の成果である。横浜公園の名物チューリップが並び始めた。水やりの直後のものを一枚アップしておこう。次に氷川丸前のしだれ桜、最近はこのサクラも有名なようで、ここで撮影するひとも増えたように思う。綺麗なものは皆がいいと思うのだろう。これも青空を背景に出せた。
 マリンタワーとサクラも青空で撮れた。ただしこの場所のサクラは個体差があり、まだ三分咲きのものもあれば、六分、七分までいっているものもある。いずれにせよ、週末から来週が満開の見頃を迎えそうだ。
 山手の丘に上がって、谷戸坂の桜並木は七分咲き程度、エリスマン邸や聖公会付近の元町公園は五分といったところ。ただしエリスマン邸裏手の八十番館遺跡前にあるサクラは八から九分咲き、満開に近い状態だった。その様子はアップしておく。
 続いてサクラの天井が出来る山手公園の六十八番館テニスクラブ棟前は六から七分咲きだが、角度によって綺麗な青空といっぱいのサクラを撮影できる。日向の枝は皆他より早く咲き誇っているようだ。ここも絵を描く人たちが多く見受けられた。やはり綺麗なものは皆がいいと思うものなのだ。
 所見としては、もうサクラを見に行くのであれば、問題なく見られる。タクシーを乗り付けてサクラを見に来ている人も今日は随分見かけた。山下公園や山手の元町公園はサクラ日和となった。あとはアメリカ山の里桜、八重咲きが気になりはじめ、それが終われば、イギリス館前のバラである。気持ちも明るくなる季節が到来といったところだろうか。
 ちなみにひとつだけお断りしておくと、山野草と違い桜は様々な交配品種があり、わたしは品種そのものはほとんど知らない。端的に言えば詳しくは述べられないのであしからず。種類も気にせず、ただ画になるか否かだけで撮影している。
 今回は青空がキレイに出てくれたものが多かったので久々にピクスタにも並べようと思っている。満開の時期にも青空に出会えると良いのだが、そこは自分のスケジュールや天候との組み合わせ、ままならないのが世の常である(笑)。
 おまけのお話だが、わたしはかつて鶴岡八幡宮の外郭団体である槐の会主催の写真展において、第三回鶴岡八幡宮宮司賞を受賞、いただいたことがある。芳賀先生の紹介文もいただけて大変名誉なことだった。鎌倉の街角に自分の作品のポスターが沢山貼られていて、少し照れてしまったことを思い出した。
 第十回を迎えたその写真展の今年の応募チラシに、今回は歴代の受賞作品九点が掲載されている。勿論拙作も掲載されている。わたしが賞をいただいた頃は、後援が教育委員会と観光協会、神奈川新聞だったが、その後順に写真プリント店や全国紙など多くの応援も増え、力強く発展、嬉しい限りである。八幡さまの社報やカレンダー表紙にもしていただき、いまでも大変感謝している。
 そんなわけで写真展応援の意味も込めて、期間限定でこのブログにも受賞作品を公開しておく(公に出すのは何年ぶりだろう?)。この写真展参加費は、自然保護の協力金にもなるので、ぜひ皆さんも腕試しや腕自慢を兼ねてご応募いただきたい。この時期、段葛や源平池のほとりもサクラで美しいはずである。写真を撮りに出かけてみてはいかがかな。『四季の鶴岡八幡宮』が写真展のタイトルである。興味のある方はお調べいただきたい。今回は沢山の画像(写真)でいっぱいの回となった。いつになく写真のブログらしい。ではまた。

IMGP0593p10c.jpg

IMGP0614p10c.jpg
 
IMGP0653p10c.jpg

IMGP0710p10c.jpg

IMGP0735p10c.jpg

IMGP0745p10c.jpg


第三回鶴岡八幡宮宮司賞受賞作品『扇を放つ-流鏑馬神事』
DSC_4390p10.jpg
八幡さまの社報とカレンダー
P4060034.JPG




MasamiNARUSE Petit Photo-Exhibition
-Admiring the beauty of nature-
『木の花咲く、照り花揺る場所』
<開催期間> 2017年4月1日-4月15日
<開催場所> カフェ ポーポキ
〒112-0004   
東京都文京区後楽2-16-7
定休 月曜日と第四日曜日
時間 火曜-金曜 7:30-10:00 11:30-16:00
    土日祝   12:00-18:00

お越しいただいた皆さん、ご来場ありがとうございました。
現在は『植物園花色衣・横浜花色衣3』と『横浜に宿ったヨーロッパの風景と生活2』を思案中です。
またその時はよろしくお願いします。


nice!(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー