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45 私流よこはまの花便り12-バラ満開とまつりの晩春初夏編- [自然 文学 歴史]

 今港の見える丘公園のバラ園では、バラがまさに盛りである。もうピークを迎えていると言っても過言ではない。イギリス館横にあるこのバラ園では、「何で平日なのにこんなに人が多いのかしら?」という声が飛び交っていた。それを聞いている他の人たちもみなそれぞれがそう思っていたに違いない(笑)。
 晴天に恵まれてイギリス館周辺は大賑わい。わたしの愛機ペンタ君(ペンキ屋さんの会社ではありませんし、米国の国防総省の建物でもありません・笑)も大活躍であった。
 バラについて少し述べると、公園を散歩するようになったのはこの十年なので、それ以前は野生種のノイバラやハマナスなどを撮影することが多かった。ノイバラに詳しい人に以前聞いたとき、野生種のノイバラは雑草に近い扱いなのだが、園芸品種のバラを接ぎ木するときに重宝するという。なので、あまり刈り取らずに幹を太くして愛好家に渡すと喜ばれるというのを聞いたことがある。
 アイスバーグや ブルームーンが定番中の定番なので、園芸種にうといわたしでも知っている。各地の植物園には必ずと言って良いほど植えられている。
 以前も述べたが一重咲きのバラが好きだ。でも八重咲きもいい。個人的には暖色系のバラが好きなのだが、とりわけ橙色系が好きである。贈り物として、人さまに差し上げるのには赤やピンクが一番の上品な花と考えて、ふさわしい人にはプレゼントするのだが(そんなにいろいろな人に頻繁に花を贈るほどこまめな性格ではない・笑)、鑑賞するなら白とピンク、でも被写体にするのは橙色が好きなのである。露出の関係上、白は飛びやすく、濃紅は沈みやすいので、露出を設定しやすい中間色の橙色なのである。この理屈がもしわかりにくいひとは、写真の露出の本を読んでみよう。
 話を戻すと、賑わうバラ園の人ごみを画角から消しながら、必死に撮影してきたものをアップしているのでご参照願いたい。
 余談だが、同時に山手西洋館の市民モニターの会合に参加して、初めて知ったのだが、ファンクラブがあって、それのスタンプを集めると、非売品の傘がもらえるらしい。上品そうな奥様方が会合の意見交換で皆に教えてくれていた。十年以上も西洋館とその周辺の写真を撮り続けていたのに「知らないことはあるんだな」と、世間の広さ、深さに感銘を受けた一瞬だった(大げさかな?)。いずれにしても、コアなファンというのはどこにでもいらっしゃるので、わたしのように町の景色としての西洋館や季節の花を愛でる公園という切り方ではない西洋館の楽しみ方もあると言うことを気付かされた。「おにぎりせんべい大使」同様に、間接的にではあるが、横浜市のお役所仕事のPRなどお手伝いをさせていただけることに感謝している。楽しみな一年になることに乾杯!
 あと前回のミツバチくんの件であるが、アメリカ山の公園でミツバチを管理しているらしく、もしかすると、元町の菓子店でも、本牧の養蜂家でもなく、アメリカ山の公園のミツバチが山手の丘を席巻してるような気がする。あるいはそれらの場所すべてのミツバチと言うこともありそうだが……。こんど山手に行く機会があったらフレンチラベンダーの花の前で仕事をしているミツバチ君に訊いて見たいと思う。
「君はどこから来たのかな?」
 きっと無視されることだろう(笑)。

 ではまつりの話に移ろう。記紀神話ファンのわたしにとって、装束なども含めて、王朝絵巻や歴史を実体験できる貴重なイベントが祭だ。


 祭にはいくつかのタイプがある。神さまを神輿や山車でお連れして、ご神域のご視察していただく渡御(とぎょ)があり、休憩所をお旅所(たびしょ)などという。
 神楽(かぐら)や舞楽(ぶがく)のように、舞で神さまをもてなすものも、祭りの重要な儀式のひとつで、一説にはまつりの「まつ」は降臨を「待つ」から来ているともいわれているらしい。したがってこの形が原始的な祭りの原型で、磐座(いわくら)や依代(よりしろ)を用意して、舞を披露したものがその始まりと記す本も多い。
 神輿や山車を渡御するものも分類ができる。威勢の良い担ぎ手の荒々しいものと粛々と進められる厳粛なものがある。多くの祭の写真をおさめさせていただいたなかで、印象に残っているものを画像と一緒に振り返ってみたい。
 伊勢では春や秋にお披露目される舞楽(ぶがく)の演目の他に、川曳きと陸曳き(おかびき)という、神輿の代わりに山車(正確にはお木曳車/奉曳車)や川ソリを使う引き手の祭がある。これは神輿とは意味が異なり、神聖な初穂や神殿の木材などを運ぶ役目を担うものである。お白石の行事もこの手法で運ばれる。舞楽もお木曳きも大好きな祭の行事である。
 熱田では一日中舞楽を奉納するお祭りがある。このおまつりは舞楽好きにはたまらないものだ。初めて訪れたときは雨天で室内の簡略化したものだったが、翌年は色鮮やかな大太鼓(だだいこ)の音やおおきな舞台の上で、見ることができて興奮した。こんなに多くの演目をやってくれる神社さんは少ないからだ。
 関東での舞楽は鶴岡の八幡さまや明治神宮で見ることが出来る。観覧は出来ないが大宮の氷川神社でも『東遊(あずまあそび)』の演目が奉納されている。勅使の列が入場する際、『東遊』の演目衣装を着た踊り手を見ることや撮影することは可能である。まあ、いずれ舞楽についてはあらためてこのブログで紹介してみたいと考えている(ずっと先になると思うが)。
 舞楽の場合、おおよそどこの神社でも決まっているのが最初は、舞台を清める『振鉾(えんぶ)』ではじまり、最後は舞のない音楽のみの『長慶子(ちょうげいし)』でおわるということである。この曲は、笛の名手と名高き、かの源博雅(みなもとのひろまさ)の作ともいわれている。
 人気なのは、もともとは稚児舞から発生したと言われる『胡蝶(こちょう)』や『迦陵頻(かりょうびん)』である(これ漢字出すの難しい)。 女性の舞手が四人で規則正しく舞う姿が、優美なためかもしれない。わたしが見た中では、女性の舞手の演目はこの二つしか無い(知らないだけで他にもある可能性はある)。面をつける『還城楽(かんじょうらく)』や『抜頭(ばっとう)』などの演目も人気だ。文学と結びつくところでは『青海波(せいがいは)』などは、『源氏物語』にゆかりが深い。
 舞楽については、撮影の枚数、写真展の可能性が出てきたとき、いずれ私のなかでお披露目できるレベルになったらご紹介したい。そこそこストックは演目ごとに十年分程度ある。それまでこうご期待(だれがわたしに期待するのだろう?)。このように舞楽は、結婚式や例大祭などでもお披露目されるような、一般に巫女舞と言われているものとは少々異なる舞である。
 さて神輿のほうであるが、富岡八幡さまの水かけ神輿まつり、結構な頻度で出かけている。たまに私にも命中し、濡れてもいい格好で出かけるほど居直った。カメラだけは無事に守り抜くことが使命だ(笑)。最近は知恵がついて、遠くから望遠で抜くことを覚えた(笑)。
 そして今回お邪魔したのは神田祭の神輿渡御だ。江戸の名物とまでも言われた祭りであり、大黒さまとスクナヒコさまをまつるものでもあるはず。近年は将門さまの慰安も兼ねているという。秋葉原の電気街とは真逆の時代装束で練り歩くそのミスマッチな感覚が東京の祭りとしては意気である。
 そんなわけで今回は撮りためたいくつかのお祭りの写真も掲載してお開きとしよう。次回は、ひさびさの「帰ってきた写真ギャラリーめぐり」と考えている。あくまで予定だが。ではまた。

イギリス館とバラと青空
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橙色・黄色系のバラ
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青空とイングリッシュガーデン
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伊勢神宮の舞楽・『迦陵頻』
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熱田神宮の舞楽・『抜頭』
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富岡八幡宮のみずかけまつり
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鎌倉まつり・流鏑馬神事・鶴岡八幡宮
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神田祭・神田明神・神田駅前
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伊勢神宮・川曳き
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伊勢神宮・陸曳き39IMG_3818.jpg















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