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48 私流よこはまの花便り13-夏の青空と西洋館めぐり- [写真 自然]

 今回はタイトルからして、このブログにどストライクの記事である。植物園と横浜の公園を回るのがわたしのブログの使命のようになっているのも面白い(笑)。しかもわたしの好きな青空である。
 今回は写真関連なので昨今の事情で気になったことをひとつ挙げてみたい。かつて、わたしの過去のこのブログでも、よく当たり前のように旧大井町と旧下丸子などといって、カメラ業界を引っ張ってきたCN両社を挙げてきた。ところがぼちぼちその勢力図が、雑誌を見ると変化を始めている。全部の雑誌というわけでないのだが、CNSの三社を業界のリーダー的に扱うところが出てきた。言わずもがな、トリニトロンカラーでかつてのテレビ業界を引っ張ってきたソニーだ。もっというと、このブログ長屋の大家さんだ(笑)。この傾向はいずれ全ての雑誌や新聞で見るようになるのか要注目課題である。まあ、三位の座はフィルムの時代から前身のミノルタとペンタックスで争っていたのだが、完全にニコン、キャノンに食い込んだのだとしたら、ソニーのブランド力は本物だということなのかな? もともと映像に強い会社というのも功を奏している。いずれにせよ、今後が楽しみなカメラ業界である。
 さて話を戻そう。山手の尾根道、久々の夏の青空に出会えた。しかも夏の、どピーカンである(※ピーカンは露出アンダーの心配もなさそうな晴天のこと)。この天気で大口径レンズを絞った画なので、かりっとしたメリハリのあるさわやかな青空の作品となった。これがわたしの求める作品のコンディションである。お日さまと青空が風景を美しくしてくれるのだ。例外はヒマワリの写真で、これだけは開放気味f5.6である。詳しい人は背景のボケ具合や水色がかった空でも分かるかと思う。
 今回はなぜか大滝詠一『青空のように』を聴いて、口ずさみながら回らせてもらった。こんな日はのんきで、ほのぼのした優しい歌が良かったんだろう。三ツ矢サイダーがあれば完璧だ(笑・これ分かる人は結構な通である)。天然色の空とバラの花、そしてイギリス館、性懲りも無くまた撮ってしまった。しかも今回は平日だったおかげで、人も少ないので、自由にアングルを変え、魅力的なバラ園とイギリス館をおさめることが出来たと自負している。自己満足のショット多数アリ(笑)。
 蝉の鳴く中、アオスジアゲハの舞う中で、夏の青空の111番館もおさめた。ここはわたしが撮影していると、結構な頻度でウエディングドレスを着た新郎新婦(ドレスを着ているのは新婦だけ・笑)が撮影をしている。モデルさんの時もあれば、本当のカップルの時もある。今回はどちらだったかは知らないがまた出くわした。エルガーの『愛の挨拶』をBGMに「仲良きことは美しきことかな」ってな具合で、言葉を贈ろう(本物のカップルだったらだが)。武者小路実篤の言葉をお借りしてみた。
 その後岩崎ミュージアムのゲーテ座や十番館のレストラン、山手聖公会、べーリック・ホール、山手資料館なども夏の青空で写す。これらも青空とのマッチングが良い感じ。暑い日中ということを除けば、こちらの気分も最高である。木陰にある空の入りにくいエリスマン邸と234番館は木漏れ日のお姿。これはこれでイイかなと思う。ここにルノアールがいたら、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』のような木漏れ日の作品が描けたかも知れない。
 その後山手公園に行ってみた。すると山手公園のテニス発祥記念館と旧68番館のテニスクラブ棟はお化粧直しで九月まで工事状態の中である。
「こんなこともあるさ」と気を取り直してイタリア山庭園へいく。外交官の家、十八番館を撮影して、さらに十八番館の庭先のヒマワリが気に入ったのでそれも撮ってみた。そんなわけで、今回は文章よりも写真いっぱいのブログと言うことにしよう。良いことだらけの今回の撮影だったが、ひとつだけ残念だったのは、一カ所足を蚊に食われてかゆかった事かな? (笑)
 最近セルバンテスのパロディーを読み終えた。日本語訳のちゃんとした作品は学生時代に読んだので、結構忘れているものだなと思った。文章で読むと結構シュールな作品だ。そんなわけでお馬鹿なじいさん騎士道家に興味を持ち、浸ってみた。今回のわたしなら愛機の一眼レフカメラがロシナンテか? だがドルシネアは見当たらなかった(笑)。……まあわたしは風車に突進はしないので、ドン・キホーテにはなれないな。そもそも風車と喧嘩しても勝ち目はない(笑)。
 ちなみにミュージカル『ラ・マンチャの男』は、このセルバンテスの『ドン・キホーテ』を舞台向けに仕上げたものである。この話、あくまで激安小売店の話ではなく文学の話である(笑)。
 では青空の横浜山手のお散歩画像、拙いものだがぜひご覧あれ。次の休日には家族揃って山手の西洋館に行ってみよう。……といい画が取れたので、ガラにもなくノリの良い勧誘文で締めてみる。ではまた。

①一重咲きのバラと青空
②ハイキーなバラ園とイギリス館
③イングリッシュガーデンの小路と青空のイギリス館
④バラ園の木陰とイギリス館
⑤バラと青空とイギリス館
⑥白バラと青空のイギリス館
⑦夏の青空と111番館
⑧夏の青空と岩崎ミュージアム
⑨夏の青空の郵便ポストと十番館レストラン
⑩夏の青空とバラ庭園と山手資料館
⑪夏の青空と山手聖公会
⑫木陰の中の234番館
⑬木陰の中のエリスマン邸
⑭夏の青空とべーリック・ホール
⑮夏の青空と外交官の家
⑯夏の青空とブラフ18番館
⑰青空とヒマワリ


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44 私流よこはまの花便り11-黄金週間編- [写真 自然]

 これを書いているのが28日である。つまり世間は明日から連休ということになる。恵まれている方は、いろいろな休みを使って、長期休暇を取る人もいるであろう。販売業、飲食業、パブリックサービスや休日出勤、事務なのに取引などで時差の関係上、勤務の方々は本当にご苦労さまである。きっと苦労は報われるはずである(気持ちくらいはそう思っておこう・笑)。このブログはがんばる人の味方である(がんばれ!)。この一週間、どこに行ってもこの話だったので、ここでもあえて取り上げてみた(笑)。芸の無いブログですみません(冷汗)。
 カレンダーは人それぞれでも季節は皆に平等にやってくる。陽気に誘われて出かけるひと、なにも連休が取れなくても、期間中、あるいはその前後に1日ぐらいは休日があるはずだ。布団干しや洗濯も勿論大切である(笑)。それを手短に、手早く終えてしまった人はどうするのか? そんなときはのんびり公園に行ってみるのがお薦めだ。東京や神奈川の人には、港の見える丘公園の花が見頃であることをお伝えしておきたい。
 というわけでいつものお花のご案内である(落語のマクラネタっぽい導入部でスミマセン)。先に述べたが、港の見える丘公園の西洋式庭園もバラ園も花が見頃である。またここも含めて、元町公園、イタリア山庭園などの若葉が黄緑色でまぶしく、鮮やかである。そんな写真を順に載せていきたい。
 アメリカ山庭園の八重桜はもうおわりに差し掛かっている。それに対して、先に述べた港の見える丘公園は花が真っ盛りである。しかし園芸品種によわいわたしはキレイとしか書くことが出来ないのが残念。そして港の見える丘公園の展望台からは大桟橋を望むと青空と客船、マリンタワーが見えた。いつもながら良い風景である。
 特筆すべきは、その展望台前の特設花壇である。「ハンギングバスケットの丘」と名付けられたその場所には、西洋館のミニチュア模型とそれに似合った可愛い草花が植えられている。普段見ることのない展示物だけに驚いた。良く出来ている。時間の都合や疲れた方は各館を見て回れない時に、ここで全てを一目するというのはどうだろう(ダメかな?)。
 そしてその場を離れ、イギリス館と111番館の間にはまたフレンチラベンダーが植えられている。そこに集まるミツバチと今年も遊んでもらった(遊ばれているが正しい?)。紫色のラベンダーは美しく、そこに集まるミツバチは花粉団子を沢山足につけて、忙しそうに動き回っていた。この時期の働き蜂は小型のものが多い。身軽なうえに、取れる花粉もまだ少ないので、動きが速くホバリングを撮影するのにも敏捷性が求められる。それが不得手なわたしにも、なんとか作品になりそうなもの数枚は撮らせていただけた。ミツバチ君に感謝である。
 残りの二枚は元町公園付近だ。ひとつはエリスマン邸玄関先からベーリックホールを眺めたところ。新緑の蛍光色にさえ思える黄緑がまぶしい。この時期のみどりの香りほど心地よく、清々しいものはない。特にツツジやサツキ類の香りは植物の、いや自然満喫の香りを楽しめる。もう一方は聖公会(イギリス国教会・アングリカン教会とも言う)なのだが、この構図、聖公会のは自分では印象派のモネっぽいと自己満足している(お馬鹿さんである)。そしてベーリックホールのものはアールヌヴォーやアンリ・ルソーっぽいって、重ねて自己満足している(なんとかにつける薬はない?)。特に今シーズン、聖公会と外交官の家はお化粧直しをしたばかりなので、キレイである。
 さてサクラの次は新緑、山手の丘は今が一番楽しい、美しい時期である。まとまった休みが今年は取れなかったというひとは、めげないで、東京の人なら電車で一時間とかからない横浜はいかがだろう。神奈川の人も、勿論だ。
 ちなみにわたし自身、遠出することもなく、近場でこのGWは過ごす予定である。都内や横浜、近県をぶらつくだけで、しかも空いている日、自由に出来る日もそんなに多くない。でもなぜか山手の丘や写真ギャラリーをぶらぶらしているだけで楽しくなる。来年は遠出出来る人もいるかも知れない。そんな来年に願いを込めながら、今年は近場で休日ぶらぶらしてみよう。ここ三年ほど関東を出ていないわたしからすれば、意外に身近に楽しいことは落ちている事もあったりする。図書館、美術館、デパートのイベント、食べ放題、そしてわたしのような写真ギャラリーや公園、植物園をめぐることも良いのではないだろうか? 単にわたし自身への、自分への鼓舞、慰めと思っていただいて結構だ(笑)。
 ではまた。シーユー。

おまけ
五十歳を前に引退して養蜂家になったシャーロック・ホームズの話『最後の挨拶』がウェブで読めます(もちろん無料)。著作権の切れた原書からの翻訳をしてくれているサイトです。
http://www.221b.jp/



アメリカ山の八重桜
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イギリス館とバラ園(ただしバラはまだ少ない)
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111番館の模型
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イギリス館の模型
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234番館の模型
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エリスマン邸の模型
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べーリックホールの模型
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外交官の家の模型
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ブラフ18番館の模型
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特設花壇の全景
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港の見える丘公園展望台からの眺め
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山手聖公会
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新緑に縁どられたベーリックホール
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ホバリングのミツバチ(遊んでいただきました)
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42 私流よこはまの花便り10-シリーズ「サクラと青空」編- [写真 自然]

 わたしの好きな被写体の中で、比較的おとなしめながら、タイミングの難しいものとして「サクラと青空」がある。もともとフィルムのころから青い空を写すのが好きで、わざわざT64なんてタングステンフィルムを使って撮った頃もある。だが結果的には、自然の青空と絞りの調子で写すのが一番キレイなんだと最近は思っている(今のところ)。
 サクラの咲く時期の気象条件を考えると分かると思うが、「花曇り」という言葉があるように、不安定な天気になりやすい。寒気のみの乾いた冬の空気の中でなら晴天の日が多くなるが、南風の入る日が多くなるこの頃になると湿った空気が運ばれる。その日がどちらなのかによって青空が撮れるのか否かが分かる。とりわけ咲き始めの頃は比較的撮りやすいが、満開や花吹雪の時期になると曇天の確立が高くなる。春の陽気になるからだ。晴れていても、霞がかかったように水蒸気や雲が入り、F値を絞っても青が出にくくなる。
 さすがに長年撮っていると、状況が分かってくる。晴れていても、青の出にくい空の時期どうすれば良いのか。答えは早朝である。遅れても午前中である。毎年サクラを撮っているのに青空に出会えないと嘆いている方は、朝一番の空で確認して欲しい。朝靄さえなければ、サクラの時期でも十分に青が表現できる機会に出会えることが多いはずだ。わたしはこれを自分勝手に「朝飯前」ならず「昼飯前の青空」と名付けている。おまけに朝だと風も少ないため、植物の撮影には輪を掛けて適している。今日もそうだったが、午後は強風が吹き荒れていた。その時間にはもうわたしは撮り終えていたので、なんの問題も無かった。
 では本日の成果である。横浜公園の名物チューリップが並び始めた。水やりの直後のものを一枚アップしておこう。次に氷川丸前のしだれ桜、最近はこのサクラも有名なようで、ここで撮影するひとも増えたように思う。綺麗なものは皆がいいと思うのだろう。これも青空を背景に出せた。
 マリンタワーとサクラも青空で撮れた。ただしこの場所のサクラは個体差があり、まだ三分咲きのものもあれば、六分、七分までいっているものもある。いずれにせよ、週末から来週が満開の見頃を迎えそうだ。
 山手の丘に上がって、谷戸坂の桜並木は七分咲き程度、エリスマン邸や聖公会付近の元町公園は五分といったところ。ただしエリスマン邸裏手の八十番館遺跡前にあるサクラは八から九分咲き、満開に近い状態だった。その様子はアップしておく。
 続いてサクラの天井が出来る山手公園の六十八番館テニスクラブ棟前は六から七分咲きだが、角度によって綺麗な青空といっぱいのサクラを撮影できる。日向の枝は皆他より早く咲き誇っているようだ。ここも絵を描く人たちが多く見受けられた。やはり綺麗なものは皆がいいと思うものなのだ。
 所見としては、もうサクラを見に行くのであれば、問題なく見られる。タクシーを乗り付けてサクラを見に来ている人も今日は随分見かけた。山下公園や山手の元町公園はサクラ日和となった。あとはアメリカ山の里桜、八重咲きが気になりはじめ、それが終われば、イギリス館前のバラである。気持ちも明るくなる季節が到来といったところだろうか。
 ちなみにひとつだけお断りしておくと、山野草と違い桜は様々な交配品種があり、わたしは品種そのものはほとんど知らない。端的に言えば詳しくは述べられないのであしからず。種類も気にせず、ただ画になるか否かだけで撮影している。
 今回は青空がキレイに出てくれたものが多かったので久々にピクスタにも並べようと思っている。満開の時期にも青空に出会えると良いのだが、そこは自分のスケジュールや天候との組み合わせ、ままならないのが世の常である(笑)。
 おまけのお話だが、わたしはかつて鶴岡八幡宮の外郭団体である槐の会主催の写真展において、第三回鶴岡八幡宮宮司賞を受賞、いただいたことがある。芳賀先生の紹介文もいただけて大変名誉なことだった。鎌倉の街角に自分の作品のポスターが沢山貼られていて、少し照れてしまったことを思い出した。
 第十回を迎えたその写真展の今年の応募チラシに、今回は歴代の受賞作品九点が掲載されている。勿論拙作も掲載されている。わたしが賞をいただいた頃は、後援が教育委員会と観光協会、神奈川新聞だったが、その後順に写真プリント店や全国紙など多くの応援も増え、力強く発展、嬉しい限りである。八幡さまの社報やカレンダー表紙にもしていただき、いまでも大変感謝している。
この写真展参加費は、自然保護の協力金にもなるので、ぜひ皆さんも腕試しや腕自慢を兼ねてご応募いただきたい。この時期、段葛や源平池のほとりもサクラで美しいはずである。写真を撮りに出かけてみてはいかがかな。『四季の鶴岡八幡宮』が写真展のタイトルである。興味のある方はお調べいただきたい。今回は沢山の画像(写真)でいっぱいの回となった。いつになく写真のブログらしい。ではまた。

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八幡さまの社報とカレンダー
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MasamiNARUSE Petit Photo-Exhibition
-Admiring the beauty of nature-
『木の花咲く、照り花揺る場所』
<開催期間> 2017年4月1日-4月15日
<開催場所> カフェ ポーポキ
〒112-0004   
東京都文京区後楽2-16-7
定休 月曜日と第四日曜日
時間 火曜-金曜 7:30-10:00 11:30-16:00
    土日祝   12:00-18:00

お越しいただいた皆さん、ご来場ありがとうございました。
現在は『植物園花色衣・横浜花色衣3』と『横浜に宿ったヨーロッパの風景と生活2』を思案中です。
またその時はよろしくお願いします。


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41 私流よこはまの花便り9-あんずもすももも西洋館編- [写真 自然]

  春になるとまず動き出すのは、人間だけではない。とくに目につくのが鳥。ウグイスやヒヨドリ、そしてメジロである。赤いほっぺのヒヨドリやその名の通り目の縁が白いメジロ、春の美声を聞かせるウグイスは、いわゆる留鳥。越冬して、その辺に潜んでいる鳥らしい。暖かくなって姿を見せるようだ。
 わたしも最近知ったのだが、ウグイスの身体の色はいわゆるうぐいす色ではなく、くすんだ黄緑色なのだそうだ。それを知ってすぐに図鑑で調べたところ、全くもってその通りであった。しかもその図鑑には、ウグイスはあまりウメの木にとまることはないと記されている。藪の中に潜んで姿を見せないらしい。つまり私たちのお決まりの知識である「ウメにウグイス」はほとんど見られないということらしい。うーん……感慨深い。
 そんなわけで、一分咲きの伊勢山皇大神宮の手水舎の上のサクラで蜜をすするメジロを撮ったのでアップしてみよう。桜の季節が徐々に近づいてくる。嬉しい限りだ。今回はあっちこっち用事のために出かけて、終わったのが午後二時。その後の午後二時過ぎから横浜の中心部を回ったので、時間短縮も兼ねてバスで山手までは向かった。それでも午前中からの分も含めて、トータルすると七キロ超のウォーキングになった。かなり足にきた。明日は大人しくしていようと思った(笑)。何かのウエブサイトでみた地口のような、若者は「アイシタイ、コイシタイ」らしいが、わたしぐらいになるとそろそろ「アシイタイ、コシイタイ」という文言が本音だ(笑)。本日のわたしは全く以てその通りになった。
 港の見える丘公園のバラ園は、まだバラの季節ではないが、花で満ちあふれていた。パンジーやマーガレット、ほかにも春の花々が沢山出迎えてくれた。イギリス館のまわりも人で溢れていた。人なみが切れるのを待って、角度をつけて一枚とったのでそれもあげておきたい。すれ違った観光客のグループが、「バラの季節になったらもっと混みそうだな」と会話していたが、心の中で頷いていた私だった。
 西洋館と花々はとても似合う。今回はどこの西洋館も『garden necklace』と冠した花のイベントの看板を入口に掲げていた。そんなわけで、今回は山手資料館とすももの花、ブラフ18番館とあんずの花をおさめた画像も載せておきたい。
 そして18番館の脇、石川町駅に向かう階段にはシャガの花が咲き乱れていたので、一輪、風がやむのを待っておさめてみた。アヤメの仲間であるが、これだけの群生で見られるのはうれしい。大磯の城山公園や茅ヶ崎の里山公園の近くで見たことがあるが、野草が横浜のど真ん中で群生しているのは素晴らしい。植生したのか、もともとの在来種なのかは知らないが、野の花の可憐な咲き方には笑みを浮かべずにはいられない。そんな数時間のみどりの時間だったが、石川町から今回は帰路に就いた。あと一、二週間のウチにサクラ(ソメイヨシノ系)は見頃を迎えるはずだ。
 天候にも恵まれたせいか、人出の多い土曜日となった。最近は、整理整頓に追われ、屋内で過ごすことの多い毎日、他の用事で久々に外出できたのだが、やはり山手の花が気になって行ってしまった。熱心なのか、お馬鹿さんなのか、最近は判断しにくい自分の行動も含めて、春なんだなあと実感した。
 四月以降、これからはしばらく横浜の花散歩が続きそうである。それにしても今日のメジロは人なつっこかった。あんな近くまで来てくれたことはない。大口径を持って行っていれば、もう少しピントも描写も、よりどんぴしゃな、かりっとした画像になったはず。だが大きなレンズを抱えて、別の用事を足しに行くのもおかしなものであるから、そこは諦めるしかない。考えてみれば、軽めの機材とは言え、交換用の望遠レンズも含めて日常持ち歩いている時点で、お馬鹿さんの類かも知れない(笑)。……疲れた。ではまた。


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39 私流とうきょうの花便り-植物園花色衣・早春編 [写真 自然]

 昨日雪が降った。真冬だ。そして「花便り」、今回は東京出張である(電車で横浜-東京は二十分強である。近い! 横浜市を北から南に移動すると二十分では着かない)。東京の小石川には植物園がある。ご存知東大の付属植物園である。この分園が日光市にもある。ここの本園、もともとは幕府の薬草園だったそうだ。そして青木昆陽がサツマイモの研究をした場所でも知られる。
 場所は地下鉄の茗荷谷駅や春日駅下車で行くことができる。神保町に職場があったころ、この先に部屋を借りていた。白山通りや春日通りなど、この横をたまに自転車でかすめていた。若かった(笑)。
 この植物園の梅園は立派なもので、紅白のウメの木が傾斜地の池の畔に林立している(ただし呼び名は「うめばやし」という)。どの程度江戸の街以前の自然を残しているのは知らないが、この植物園を一回りすると軽いハイキングをした程度の達成感と疲労感を感じる。自然の残された結構な規模の敷地面積があると思って良い。
 さて植物園の話を続けよう。ウメの花は素晴らしく沢山の品種が植えられている。わたしは園芸品種に詳しくないので、その辺は端折らせていただくが、古い建物や青空に映えるウメの花や木に愛着を感じた。その辺は写真を見ていただけば分かる。
 前回も取り上げた兄弟分のサクラについて、この植物園に茗荷谷駅から徒歩で向かうと播磨坂という桜並木の大通りを経由する。その中ほどに河津桜が一本だけあり、満開を迎えていた。その美しい花もアップしておきたい。
 また植物園の中央部奥にも大きなカンザクラがあり、それは旬を過ぎていたが、鮮やかなピンクの花が大きな房咲で出迎えてくれた。
 花自体はそれほど多い季節ではなかったが、スイセンなどは咲いていた。またフクジュソウも小さなつぼみをつけていたので、あと半月ほどで黄色の花を咲かせるのではないだろうか。そして椿である。今回撮ったのは白地に赤のマーブル模様のものだった。
 こう考えると、春もすぐそこまで来ているなという実感である。植物園の入場口からそのまま大きな道を進むと、舗装された道の終わりから、サクラの木が並木のように続いているので四月の初めのは、サクラ見物の人たちで賑わうことだろう。これらはソメイヨシノ系ということだ。またその手前、舗装された道の終点を右に曲がると、藤の木が多く植えられている。これもまた五月には多くの人たちに甘い香りを届ける場所になりそうだ。
 その先に今回写した夏みかんの木がある。植物園のものなので、そっと香りを愉しむ程度なら許されるだろう。
 本来はロウバイも美しかったようなのだが、ヒヨドリの食事なってしまい、今回はその美しい姿を見ることが出来なかった。時期的には一週間前がよかったようだ。
 一応、生涯学習のアドバイスとして、この植物園の展示エリアを挙げておきたい。薬園保存園、分類標本園、シダ園、ツツジ園、梅園、ソメイヨシノ林、針葉樹林園、萩園、クルミ科園、花菖蒲の池などがある。もちろん他にも挙げてはいないが、様々な植物が植生、栽培されている。園のほぼ中央部には売店もある。
 この植物園の温室は改修工事に入ってしまったため、今回は見ることが出来なかったが、新装オープンを愉しみにしたいと思う。
 早春のフクジュソウに会えたのが何よりもうれしかった。山野草ファンにとって、寒い時期、一番乗りのキンポウゲ科の黄色や白の花たちを見つけるといいことに出会えた気分になる(今回はつぼみだけど)。写真にはないが、この園ではフタリシズカにも出会えそうだ。フタリシズカは花よりも葉のほうが大きく、あまり花好きには人気がないが、山野草の雰囲気を持った草である。
 今回は前回に提示した通り、みどりの話を提供した。有言実行できた(つまらぬところで義理堅いとよく言われる・笑)。まだ早春ゆえ、咲いている花は少ないが、確実に春の温かさはそこまで来ている。あと少しだ。また近いうちに、横浜散歩の花たちも撮り歩きたいので、お暇があれば、このささやかなブログにお寄りいただきたい。

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満開の河津桜

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つぼみをつけたフクジュソウ

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園内のカンザクラ

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青空と紅梅

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椿


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夏ミカン

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旧東京医学校の建物と梅林

小石川植物園のHP
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/



おにぎりせんべい大使 ?@onigiri_taishi ・(twitterにてPR中です)
「イースターパックが出るらしいです!
うさぎになってるおにぎり坊やとクリスティーヌちゃん可愛すぎる[目がハート][黒ハート]
みなさんぜひお買い求めください[☆]?」とのこと。
https://twitter.com/onigiri_taishi/status/831067097056710657

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38 私流よこはまの花便り8-休息編- [写真 自然]

 久々に花を求めた散歩を再開することにした。最近のお伴の音楽はシーラ・ハルやアリソン・クラウスだ。春だからハルと言うわけでもないのだが、どちらも美声のブルーグラス系ということで、最近気に入っている。
 話は逸れるが、少し説明をいれる(たいした説明でもないし、さほど知りもしない)。ブルーグラスはアメリカのカントリーソング(独立ジャンルという場合もある)のジャンルのひとつである。日本ではそれほど有名なジャンルではない(好きな人はものすごく好きみたいなのだが、わたしはさわり聴く程度である)。アリソン・クラウスのカバーするマッカートニー作の「アイ・ウィル」に惚れてしまった。本家にも匹敵する出来だ。透き通るヴォーカルとスローテンポのアコースティックの雰囲気にとても癒やされる。ハルの「ベスト・バイ」は陽気な二拍子にフィドルが絡むディキシーランドジャズ風なのが楽しい。舞台や銀幕音楽に通じる部分もある。興味ある方はお試しあれ。
 ブルーグラス。大元のルーツは、十七から十九世紀のスコットランドやアイルランド、英国の民謡的フォークソングらしい。これは中世の居酒屋であるパブやイン(個人的には、この辺の文化史の方がまだ得意?)といった飲食店、村の広場、お祭りなどで居酒屋座付き楽団や旅楽団がバラッドに類するクラッシック音楽から庶民に降りてきた弦楽の音楽を歌い演奏したものという。のちにアメリカ移民たちはパーラーソングと呼ぶ。
 移民と一緒に十九世紀にそのスタイルがアメリカに渡り、カントリーフォークと結びついて現在の形になったそうだ。その中心だった人の故郷の地名とバンド名からブルーグラスというらしい。構成楽器は一般的には、フィドル(ヴァイオリンやその仲間)とコントラバス(ポピュラー音楽の時はウッドベースともいう)、バンジョー、マーチンギターD-28、マンドリン、ドブロなどで構成されている。楽器を見れば分かるが、コンプリートなアコースティックというわけで、音の造りだけなら一部クラッシックのトリオやカルテットに通じるものがある。ただしボーカルやバンジョーなどが入るので、印象はかなり違うものになる。角度を変えれば、ジャズの原型にも聞こえる(あくまでわたし個人の感想。音楽分野の知識に精通しているわけでもないので、あとは詳しそうな他人さまのブログやサイトで、乞うご確認)。
 また前置きがとても長くなった。本題に話を戻そう。さてそんなお伴をイヤホンで流しながら、横浜の街なかや山手の丘を散策である。
 梅の状況はまずまず。下の画像を見ていただくとわかる。ちなみに余談だが、伊勢山の桜の芽は、ほんの少し枝先が丸みを見せていたので、準備段階に入ったようだ。
 梅は桜と同様に「木の花(このはな)」と古来より呼ばれてきた。理由は簡単、木に咲く花だから同じカテゴリーだったようだ。現代の目線からいえば、見た目だけでなくバラ科サクラ属なのでそう考えるのも悪くない(ただ昔に博物学の図鑑的な種別分類などなかったけど)。
 だから記紀神話に見られる桜の化身であるコノハナノサクヤヒメノミコトは、マイナー説ではあるが、梅の花の化身とも言われることがある(一般には木の花=桜のほうが有力)。まあ、梅は天神さまや水戸の徳川光圀さまってイメージのほうが一般的である。
 主がなくとも必ず咲き誇れと梅の木に語り掛ける菅公の有名な和歌もあるくらいだし、偕楽園は三名園のひとつに挙がっている梅の名所だ。
 その後山手の尾根道に向かって珍しく汐汲坂を上がってみた。元町からフェリスホールの脇に出る小径だ。さすがに急こう配はゆっくり歩いた。その後ベーリックホール、元町公園を抜けて、港の見える丘公園までウォーキングをつづけた。……が、ベーリックホールも、港の見える丘公園も、バラ園もすべて整備の日でほとんど花がない。しかもむき出しの土が見えていて、植え替えを待っているような状態や水やりのために縦横無尽にホースが張り巡らさせていた。花たちにとっては休息日といったところだろう。また元気になった花たちを被写体にしようと、神社さんでいただいた節分豆をほおばりながら帰路に就いた。
 ここで初めて、なぜ今回の花散歩の前置きが長くなったかがお分かりになったかと思う。主題に沿った話題が少なくて提供できないからだ。また改めて、みどり満喫のお話を近いうちにお伝えできればと思っている。それまでポールやアリソンの「アイ・ウィル」を聴いて楽しむことにする。でも今聴いているのは、加羽沢美濃さんがピアノひとつで奏でる「花のワルツ」である(これがすごくいいんだ)。

注・最近のオフィシャルなものはシエラ・ハルとカタカナ表記されるみたいです。(念のため)


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http://www.sierrahull.com/

https://alisonkrauss.com/
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36 夜景・夕景の話 [写真 自然]

 十月も中ごろを過ぎると空気中の水蒸気が少なくなる。要は乾燥してくる。お肌には十分なケアが必要なのだが、夜景を写すには適するシーズンが到来する。晴れの日が多くなる十二月にもなると、空気もめっきり凛として澄んだきれいな夜景が写せるようになる。これは二月ごろ、粉塵が舞い始める春先の手前まで同じコンディションが続くので、写真雑誌などではよく夜景シーズンと題する特集をこの時期に組んでいる。ちなみに二月の中旬以降は、私は早春の花を追いかけるべく、また山野草の撮影に戻る。早咲きのヤマブキソウや二輪草、梅、ロウバイなどを求めて動き出す。
 夜景に話を戻そう。東京なら東京駅や新宿の摩天楼なども美しい。タワーやスカイツリーもいい。もし東京タワーを写すなら、世界貿易センタービルがおすすめだ。暖かい室内で三脚も許された撮影スポットなのだ。意外に知られていないようだが、貿易センタービルではアマチュア写真家ウエルカムのアピールをしているのでいかがだろう。特にご年配の方におすすめだ。
 前回の予告通り、横浜の夜景について少し述べたい。これぞ横浜というなら、やはりみなとみらいである。大桟橋や象の鼻パークなどに三脚を立ててビル群を写す人も多い。わたしも好きな構図だ。ほかにも三塔、赤レンガ倉庫、山手の西洋館群、中華街などを夜景で写している人は多い。
 またマリンタワーやランドマークの展望フロアから、脚なしで窓際にうまく固定させ、NDフィルターをかぶせて、長時間露光で船の光跡を写す人もいる。これはうまくいくと格別で、緑川洋一の作品のようなものを撮っている人もいる(ご立派)。
 私は山手とみなとみらいに恋する身なので目下、その両者を撮ることが多い。とりわけ山手の港の見える丘公園から大桟橋方面を写したものが好きで、何度とってもあきない。カップルのみなさんの邪魔にならぬよう、短時間だけお邪魔させていただく。今回はそれをアップしておく。マリンタワーと大桟橋が一緒に入る構図がお気に入りだ。
 今回も三脚を担いで、山手の尾根道を歩いたのだが、途中のエリスマン邸の電飾が今シーズンは美しかったので一枚出しておく。また今回の山手西洋館キャンドルナイトは三脚を出している人が少なかった(相変わらず人出は多かった)。なぜかと思ったら外交官の家がお化粧直しの最中で、キャンドルと西洋館を重ねて構図におさめられないためだった(なるほど)。
 また以前の夕景薄暮のベーリックホール(これお気に入りの時間帯のショット)、山下公園からのみなとみらいも出しておこう。これら半分は撮りためた中からのもので、今シーズンのものだけではない。そういう意味では貴重な昔のマリンタワーの夜景も載せておく。ちょうどクリスマスの日の撮影だ。ここでひとつ、役立つお話をお伝えすると、デジタルになってWBのタングステンモード(白熱灯モードでもいける時があるっぽい。あとは3200Kとか2800Kとかマニュアルで合わせてください)のついているデジカメで薄暮の瞬間を撮ると、いい藍色の空が手に入るときがある。もし興味がある方はお試しあれ(ただし機種により出ないかもしれないが、そこは上手に調整してみてほしい。レタッチとはまた違うやりがいのある楽しみだ。何度やっても、全部真っ青になって失敗したときは、縁がなかったと素直にあきらめて普通に撮ろう)。そして新年らしく、富士の夕景も入れておくことにした。そんなわけで今年もよろしく。いい年にしよう。

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34 私流よこはまの花便り7 -紅葉編- [写真 自然]

 横浜は街を歩いていると気づくのだが、イチョウが多い。海岸通りから山下公園通り、日本大通り、バス通りの桜木町から本牧に向かう本町通りなどはみなイチョウ並木だ。昔、日本大通りが歩行者専用の通りだったころは、イチョウの木々をバックに、テニス(スカッシュだったかなあ?)をやる人が多かった。広い通りなのでちょうどよかったのだろう。ラケットやフリスビーの貸出業者の小屋もあったと思う。バブル前ののどかな時代の話だ。
 なかでも日本大通りのイチョウはひときわ立派なものだ。今回は旬を逃してしまい、すべてが黄金色の並木を撮影することはできなかったが、神奈川県庁とイチョウのショットや山下公園通りのイチョウとマリンタワーなどが撮影出来た。晴天にも恵まれ、ようやく撮影日和と出会えた。
 相変わらず、いつも通りに、歩道に落ちた銀杏(ぎんなん)の実をバキバキと踏みしめながら歩かせていただいた。もう少しすると、銀杏は果肉の部分が干からびて、中の食用にする殻が取りやすくなる。すると年配の方たちが、頃合いを知っているようで拾いにやってくる。「落穂拾い」ではなく「落ち銀杏拾い」の光景が街なかのここかしこでみられるようになる。
 今回は山下公園の氷川丸の前にあるバラ園に多くのバラが咲いているのに驚きだった。まあ、冬でも咲く品種もあるのは知っているのだが、晩秋の横浜であれだけ開花が多いと壮観である。
 その後脚力増進のため(?)、いつものように山手の尾根道を歩いてきたのだが、途中でいただいたパンフレット(チラシ?)には、西洋館恒例の世界のクリスマスという展示とイルミネーション点灯のお知らせが載っていた。楽しそうだ。
 一方桜木町のアーケード内では、チャイコフスキーをテーマにしたクリスマス展示も行われているようだ。あそこのツリーもきれいで、ドックガーデンの夜景と合わせて、昔はよく撮りに行った。
 夜景のきれいなシーズンである。横浜市内の各所は本当にイルミネーションでいっぱいになり、宝石や星空のようである。ロマンチックな冬の夜を素敵なお相手と見に行ってはいかがだろう。
 そして利発なカップルのみなさんには、ぜひO・ヘンリーの『賢者の贈り物』のようなお互いをいたわりあうことができるカップルになっていただきたい。老婆心。
 そんな多くの恋人たちがロマンチックな夜を迎えているそのころ、私はカメラを片手に、一人夢中になって、そしてまた場合によっては一脚、あるいは三脚を携えて、大桟橋や山下公園、三塔など、いろいろな場所をうろちょろしているかもしれない。時にレンズを変え、時にiso感度を考え、はたまた手もみカイロで温みながら夜景を写している。「頼みもしないのに、ごくろうなことで……」というねぎらいの意味ではないと思われるねぎらいの言葉をいただける予感がする(笑)。
 そんなわけでこの秋最後のイチョウや紅葉を写真でご覧いただきたい。今回はなぜか縦位置が多いが気にしないでほしい。そして青空を堪能してほしい。私の作品意図に青空は主要なテーマの一つである。ではメリー・クリスマス!

横浜公園の日本庭園にある木々の紅葉
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日本大通りのイチョウ
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日本大通りのイチョウと神奈川県庁(キングの塔)
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山下公園のバラ園と氷川丸
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マリンタワーと公園通りのイチョウ並木
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ブラフ18番館と庭のイチョウ
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32 帰ってきた写真ギャラリーめぐり-横浜の百貨店ギャラリー [写真 自然]

 予告通り横浜の話をしよう。しかし今回は山手でも山下公園でもない。つまり、桜木町や石川町界隈ではなく、巨大ターミナル駅、横浜駅界隈の話だ。
 横浜駅前にはバラの包みの百貨店がある。「ヨコタカ」の愛称で知られている。その百貨店の催し物会場で、北海道物産展の美味しそうなにおいをかきわけながら、着いた先が今回の話題である。
 シロクマの親子の遠望する姿を写した微笑ましい姿がチラシやポスターになっている。そう星野道夫の特別展である。
 個別的には、それほど詳しくは知らないが、わたしの知識の中では星野道夫という写真家は、たぐいまれにみる「知的なつわもの」というイメージだ。もし生まれていたのが古い時代なら、深田久弥や小島鳥水のような自然文筆家の仲間入りをしていそうな人物である。現代に生まれたために、野生の生態系や自然観察を写真におさめる職業についたようにも思う(あくまで個人的な所感である)。
 この写真家は育ちも良くて、秀才肌、それでもってワイルドな特性を持つ。しかも優しそうな顔立ちに、女性だけでなく、同性の私たちにも親しみやすそうに見える風貌だ。動物の生態を学ぶためにアメリカに渡って学校に行くなどの努力の人でもある。作品だけを見ていたら、そんな興味深い「人となり」を忘れてしまいそうだ。
 最近のテレビ番組では彼の著書である『旅をする木』についてのエピソードを教えてもらった。とある古書店で売られていた、タイトルの「木」の字に、ペンで一本棒を書き足された一冊のこの本。『旅をする本』とタイトルがなっていて、実際にその一冊が探検家の懐を何度も渡り歩いているという。現代版わらしべ長者のようなお話だった。
 この写真展では様々な作品がいくつかのジャンルに分かれて展示されていた。星野の人物を被写体にした作品なども貴重なもので興味深い。中でも、私が「いいなあ」と思ったのは、スライドフィルムの作品だった。アザラシやリスが時系列におさめられた作品のフィルム。それが、後ろからライトを当てられて見ることができるようになっていた。その構図と味わいが、説明しようもない「いいなあ」という感想になったのである。
 写真の他には愛用品の数々も展示されていて、カメラファンには懐かしい旧大井町のFE(FMの兄弟分で電子制御のAE化したもの)や、ブロ二ーフィルムの最大面積を使用する旧板橋の6x7も展示してあった(そりゃ情報量が多い=面積が広いのだからきれいな作品で残っているわけだ)。それらであのクジラや鳥の一瞬を切り取っているのかと思うと、お勉強だけではなくて写真の腕も最高に確かな人だと納得した。
 自然を写す人たちは、やはり写真の知識と同様に被写体の知識にも精通している人が多い。星野道夫もそういった天才肌で、かつ努力家の人だったのだろう。写真展のほうはまだ始まったばかり、今月末の日曜日までやっているようだ(2016年10月30日で終了)。お時間のある方、興味のある方はのぞいてみてはいかがだろう。会場の周りは北海道物産展で、サケやイクラ、昆布、チョコレート、乳製品、あずきがわんさかあった。そっちもいける口の人はなおどうぞ(当たり前だが、私は「ヨコタカ」とは一切無関係の人である・笑)。
 帰りにランドマークタワーの展望フロアに行ってきたので、そこから撮ったものを数枚お披露目しておこう。なんか前回から高層ビルが続いているが、たまたまのことである。「サルとなんとかは高いところが好き?」。いやいや、私は平坦な場所が好きだ(笑)。ランドマークから山下公園や赤レンガを見るとこんな景色である。ではまた。

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30 私流よこはまの花便り6 と中古カメラ店散歩 [写真 自然]

 前回とはうって変わって、のんべんだらりと気ままなブログに戻らせてもらおう。主題の伴わないぼんやりした内容も好きだ(笑)。お気に入りのミュージカル挿入歌、「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」などを鼻歌して回るフランス山のバラ園。何が嬉しいって、念願の青空のイギリス館をおさめることが出来たことだ。このわたしの大きな喜びに、他人さまが過小評価に感じてもいいのだ。過去にここまで青空のイギリス館の画を手に入れることが出来たのは少ない。わたしの中では九十点以上の出来だ。
 この日はアメリカ山のヒマワリも、おてんとうさまと一緒にニコニコ顔で出迎えてくれた。とてもご機嫌な日となった。
 最近は鼻歌のレパートリーが増えて「アイ・クッド・ハヴ・ダンスト・オール・ナイト(邦題・踊りあかそう)」なども口ずさむ。わたしが歌うと、ちょっとこぶしがきいてミュージカルっぽくない(笑)。残念だ(再笑)。これはスタンダード・ナンバーなので、ヘップバーンの映画の吹き替えの人やチェノウェス、キャサリン・ジェンキンスのもの、新妻せいこさんのもの、ジュリー・アンドリュースのもの、インストゥルメンタルアレンジの『名曲アルバム』という番組のものもみんな好きだ。この手のいかにもミュージカルって言うアレンジに惹かれる。まあ、わたしの好みなどどうでも良いか……。
 花いっぱいの山手の公園を回っていると、先のミュージカルの二曲の舞台、十九世紀ロンドンのコヴェント・ガーデンの花き市場や、ほぼ同じ時代のアメリカ・リバーシティのシティホール近くの吊り橋のかかる庭園にいる気分だ。ある意味ではわたしは安上がりな男である。そんなわけで鼻歌も出てくるのだ。フレデリック・ロウとメレディス・ウィルソンに感謝である。
 実はブログを始めて三十回の記念すべき(?)記事だ。だからといってなにもない。普通に写真と文章で山手の公園の解説と、思いついたことを述べるだけだ。よくもまあ、へたくそな記事を発信してきたなあとだけ振り返っておく。少数ながらたまにniceをくれる方々には感謝である。
 また今回はエキストラ記事もつけよう。とても暑い日に東京へ行く用事があったので、帰りに(まだ午後の暑い時間)、以前なにかのテレビ番組でやっていたのを思い出して、等々力渓谷に行ってみた。確かに谷底は地上よりも涼しかった。岩肌からしみ出る湧水の下は小さな湿地を作っていた。湿性植物のシダ類が多くみられたので、上手くやれば貴重な湿原の植物が育つかも? などとわたしらしいアホな考えをしながら歩いてきた。実際にはいくつものハードルをクリアしないとそういうことは実現しないのも分かっているのだが、希少な野生植物が好きなので、そっちの方向の事ばかりである(笑)。渓谷の景色も数枚だけ撮ったので、それもおまけでアップしておこう。
 一時は諦めていた中古カメラ店めぐりを再開した(当然買うわけではなく、ウインドーショッピングだ。なぜか日本語にすると「ひやかし」と揶揄される言葉になる)。以前このブログでも述べたが、銀座や新宿は終日かけて回るほどあった多くの店も数えるほどだ。頑張っている店はそれなりにお客さんの信頼を得ている。そして買い替えをする際には、ちゃんと同じ店に戻ってきてくれるように努力をしている。売りっぱなしではない。べたべたではないが、頼りにはされるよい関係を築いているのだろう。カメラ店や写真店だって守りたい写真文化のひとつだ。
 話を戻すと、近年、デジタル家電店の中古カメラ売り場というのが多くなった。そこを回ると、結構な数があることがわかり、舞台は秋葉原近郊に変わった。…とはいってもこれらの店があるのは若者や免税関連の外人さんで賑わう秋葉原の中心地ではない。周辺地区に多い。場所的には、彼らとの棲みわけが出来てちょうど良いかもしれない。おおよそ御徒町や神田との境になる。ここでは岩本町や末広町を秋葉原に含めて許されるなら秋葉原と言おう。
 もともと秋葉原は学生時代にオーディオを見に行くことが多かったし、それ以外では年末に家電製品やパソコンを買う場所で、いまの若者のようにつるんで遊びに行く場所では無かった。もっというと幼少期は交通博物館である。わたしはそういう世代である。でも時代ごとに進化する街っていうのも良いかもしれない。街が元気というのは良いものだ。
 わたし個人的には、現在これらの店舗で売っている商品の商品名すら分からないので戸惑う。浅草橋で売られる人形とは違う人形が飛ぶように売れ、神保町でみるトランプやカルタとは違うカードが数多く売られる店々である。何に使うのか、どうやって遊ぶのかとんと見当もつかない。時折電子部品やパーツ、蛍光灯、オーディオパーツなどが売られる店の前を通ると「ああ健在なんだ」と嬉しくなる。きっと世代によって秋葉原のイメージは違うのかもしれないと感じた日だった。
 秋も近くなった。もう少しするとわたしの被写体は花から夜景に変わる。どちらも横浜を写す楽しみだ。だが秋が近いとは言っても、まだまだ暑い日もあるし、台風もある。みんなが楽しくいられることが一番である。いつもこのつまらないブログを読んでくれている皆さんが、健やかに楽しくいられるよう願っておわりにしたいと思う。三十回分の感謝とともに。


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アメリカ山公園のヒマワリ
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111番館
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イギリス館とバラ園
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等々力渓谷のゴルフ橋
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等々力渓谷
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等々力渓谷の木々
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