So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

59 夜景・夕景の話 2 [夜景・夕景の話]

 少し「一般的な機材の話」シリーズに近いお話になってしまうが、現在はEOSシリーズのほかに、K-3という一眼レフを使っている。もう使い始めてから数年は経つ。実はこのカメラと私は結構相性がいい。時期的にK-20も旬を過ぎて下取りを考えていたころに、このカメラの二つ前のK-7というボディが発売になっていた。これを考えていた時に阻まれたのがスペックの問題である。デジタル一眼もそろそろフィルムのころの性能をすべての面で凌駕し終わった時期である。
 その時その時でほしいスペックというのがある。この時は連写秒間8コマ以上、ISO感度100標準撮影可能、大口径の通しレンズが18mmから300mmを三本のレンズでシステム組みが出来ること、ファインダーはペンタプリズムを使って、視野率97%以上(あわよくば100%)あることが重要だった。この条件を満たしているのは、当時ニコンとキヤノンしかなかった。K-7ではカワセミや祭りなどの高速に動く被写体にどう接したらいいのかと悩んでいた(この機種も決して遅いほうではないのだが、自分のニーズと合わないのだ)。さりとて、ニコンのシステムを処分した直後に再びそろえるのはいかがなものかと考えて、キヤノンの機材を三台目というのもどうかと思っていた。
 そこにK-5が華々しくデビュー。そしてすぐにK-5Ⅱがでた。だが、このK-5Ⅱには二種類の選択肢があり、撮像素子のローパスフィルターの有無による選択をする機材だった。1600万画素超のISO100撮影可能、JPEGで秒間7コマをマーク、ボディ重量660gは理想だった。スペックは申し分ない。レンズもまあ今あるもので十分間に合う。問題はローパスレスか否かの問題。K-5Ⅱsは偽色を抑えるフィルターカバーを備えたモデルであった。
 この選択待ちが私の良いところでもあり、悪いところでもある。ただこの時はこの性格が吉と出た。要は小心者、優柔不断、あきらめやすい性格のおかげで(我ながら思うに、良いとこないな・笑)、決めかねて、買うのをあきらめてしまう。そうして、まごついているうちにスイッチ一つでローパスレスとの切り替えができるK-3が登場した。
 K-3は、ソニー製(だったはず? 東芝製という人もいるcf.価格コムとデジカメwatch。ただちゃんとしていれば私はどちらでもよい)の2400万画素超撮像素子搭載、ダブルSDスロット、連写が秒間約8.3コマ。そして防塵防滴。超小型な上にフィールドに強い機種だ。あとはこちらの条件はすべてクリアしてくれている文句なしの夢のスペックだった。ニコンとキヤノン以外でこのマシンスペックはお見事である。もっと評価されてもよい機材である。
 おかげでこのカメラは当分メイン機材で頑張ってもらえると確信している。このカメラも現行品ではなくなったので、ここで紹介することにした。
 そんなわけで今回はこのK-3くんとEOSくんをお供に横浜の港湾地区、全館点灯へと二年ぶりに出かけてみた。久々に両方の機材をじっくりと準備しての撮影だった。相変わらず長い前置きだ。本題に入ろう。
 昨年は諸事情により、全館点灯の撮影ができなかった。その雪辱を晴らすべく、今年は万全の準備で臨んだ。普段あまりしない下準備を行い、EOSはipadのリモート機能をWi-Fiで同期させて、端末側でシャッターを切れるようにした。K-3は大口径三本を出動させるため、キャリアに載せて転がしながらの銀バッグで臨んだ。ショルダーでは体がもたないからだ。さすがに一眼レフ二台とそのシステムレンズを手で持ったら次の日寝込んでしまう(おじさんとはそういうものだ)。
 さて実況をお伝えしよう。毎年大桟橋や象の鼻パークで全館点灯を撮影してきたが、今年はもう一つのそのべたな撮影場所に向かう。べた撮影で有名な三か所のうち、まだ私が撮影したことのない場所、万国橋に行くことにした。ご存知ワールドポーターズの横だ。赤レンガ倉庫からも近い。運河に映る水面の陰影がきれいな夜景ということで、べた中のべたな場所である。以前このブログで掲出したこともある大桟橋や象の鼻と並んで、数々のパンフレットや雑誌で使われる構図である。その場所の全館点灯であるから混雑するに決まっている。
 私が着いたのは三時半前だったが、すでに場所取りは始まっていた。三脚が並んでいる。被写体を前にして橋の左側から順に埋まっていく感じだった。四時前には橋のすべてに三脚が並んだ。私は橋の中央よりやや右側に陣取った。なるべく後塵となった人も入れてあげたりする。結構な混雑だ。それでも二列目の人が陣取り始めて、歩道は歩けない状態になる。私はトワイライトの時間に十分な枚数を撮り終えて、後発組に場所を譲った。いつものごとく三脚を抱えて、別の場所に移動である。今年はライトアップの日本丸を撮るのも目的なので桜木町まで歩きながら、撮影を続けた。それが下の作品である。
 今年の全館点灯は美しい。天気にも恵まれ、時間にも恵まれ、トワイライトのグラデーションと運河に映る夜景も重なり上出来である。作品の出来がいいのは、撮った瞬間にわかる。もう帰りの電車の中はウキウキ気分である。帰宅後にK-3に投げキッスだ(実際にはしていない気持ちだけ)! もし本当ならK-3は迷惑だっただろう(笑)。EOSも抱きしめてあげる(これも気持ちだけ)。やはりEOSも機嫌を損ねなければいいのだが。まあそれぐらい愛機を愛しく思うということである。
 さておおむね時間にもよるが、この夕方の時間は刻一刻と明るさが消える。それに合わせて、MFモードでマニュアル露出で、絶えずシャッタースピードを変えながらケーブルシャッターを押し続けた。おおよそf8でISO100は変えないで、シャッター速度だけを三秒あたりまで変え続けた。低感度でないとあの藍色からオレンジの美しいその背景は出ないからだ(一応まだ知らない方に言っておくと、私の作品の大部分は、今回も含めて、電気的な加工や飾りつけをしていない。撮って出しそのままだ。露出、シャッター速度、ISO感度の操作だけで作ってる。フィルムのころから変わっていない)。もし夜景夕景の撮影に興味のある方は、参考の一つにしていただけると嬉しく思う。
 そしてマニアの喜ぶネタを一つ。撮影待ちの時もあちらこちらから聞こえていた話題だ。今回の万国橋の一眼レフカメラ、ざっと見ではあるがキヤノン使用者が全体の約半分だった。ニコンとソニーがほぼ同数かな? 緑のレンズをつけていたのは私ともう一人若いお嬢さんだけだった。見た限りではだが。
 視点を変えて、ミラーレスと一眼レフの数で行けば半々というところだ。こっちはキヤノンが目立ったが、後はほぼ横並びの感じがした。パナソニックとオリンパスがよく目にはついたが。
 これが世間一般のシェアの縮図とは思わないが、キヤノン一人勝ちの感じがした。まあ緑のレンズは良品なのだが、認知度が上位三社より一歩遅れている。頑張れペンタックスリコー、そして負けるなオリンパス(笑)。
 ではそんなところで今回はシメにしよう。メリークリスマス。そして来年、いい年にしよう。このブログはこれが今年最後の更新である。

-今年もお世話になりました。良い年をお迎えください- 筆者より

全館点灯2017IMGP1828.jpg

ライト日本丸IMGP1846.jpg
nice!(12) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 12