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79 暇つぶしの幸福論③-ギター編- [暇つぶしの幸福論]

 なんか今月も忙しくなりそうな予感がする。「貧乏暇なし」とは、私のためにあるような言葉だと実感できる昨今だ(笑)。
 さて前回は鍵盤楽器の話だったので、今回は弦楽器、ギターの話でいこう。学生時代の部活を思い出して、素人のへたくそな腕前でも話は書ける(笑)。
 ギターは構造上、上の弦、第6弦から順に、ミラレソシミと調弦する。弾ける人はみんな知っている知識からスタート(笑)。ついでにラの音で調弦。音叉を使う。ヤマハのロゴマークだ。あとは5フレット目と次の開放弦を合わせていく(一部4フレットだったかな?)。私は今はハーモニクス調弦法なので、開放弦調弦に不慣れである(言い訳・笑)。
 そして弦の硬軟。エクストラライトゲージ、スーパーライトゲージ、ライトゲージ(希にメーカー、種別にもよるが、ミディアムゲージというのもあった)、ヘビーゲージという硬調度を示す弦の種類がある。
 そしてアコースティックギターは、クラッシックのエナメル、ナイロン弦とフォークの金属弦の二種類があり、店頭で言うときは、例えば「ヤマハのフォーク弦のライトゲージの一弦ください」とお願いする。今では簡単に思うこれしきのことも、初心者の頃は結構知識を要するように感じたものだ(笑)。
(参考までに、カントリー、ブルーグラス、ハワイアンで使うドブロやスチールギターなどもアコースティックだが、私が無知なためここでは割愛させて頂く)
 同じ金属弦でも、エレキギターにはまた専用弦がある。理想の音色のためなのか、無理にエレキにフォークの弦つけている強者をたまに見たこともあったが、当然、ネックのソリに影響してくるので、やめた方が無難だ(と私は個人的に思う)。楽器を愛しているなら無茶はしないほうがいい。共用可能と弦のパッケージにあれば、両方で使えるものである。お店で訊ねてみよう。
 私のお気に入りはヤマハのスーパーライトゲージやエクストラライトゲージだ。黄色地に赤と黄色地に黒のパッケージの弦である。YAMAHASG2000(再度です。このモデル、今は売っていません)以前に、モズライトのコピーモデルを使っていた頃は、アリアの弦も使っていた。
 YAMAHA SGに変わってからは、伸びやかなサスティーンブロックのおかげで、スーパーライトゲージはおろか、エクストラライトゲージの軟調子の音をかばうように拾ってくれるので指に優しいギターだと思った(勿論ピックアップの集音効果が特徴的なためだというのも、効能に挙げられる)。上下両切りのカッタウェイなので、根元の高音フレットの伸びやかさは惚れ惚れした。通常エクストラライトゲージのノーマル音は、少々ふにゃふにゃ感が否めない。サスティーンブロックの有無とピックアップの性能は、弦の性能を助け凌駕をもするギターサウンドの要だ。
 以前持っていたFG(ヤマハのフォークギター)は、ストラップピンというおしりにあるストラップフックを抜いて、差し穴を広げてピックアップを取り付けていた。部活で必要だったからだ。サウンドホール側から二、三センチ程度の小さなマイク本体を入れて、それを弦の真下部分の天板裏に専用の粘土で固定する(昔お店の人は「ガム留め」と言っていた)。本体から伸びるしっぽのようなマイクコードをたぐり、さっきのストラップピンの穴に通す。外にコードがでたら、マイク端子の接続金具と結合。後はマイク端子の金属具をストラップピンの穴に固定して終わりである。これでエレキギター同様にピンジャックを差し込んでアンプ出力が可能になる。音はアコギ特有のしゃりしゃり音(特に高音域)であり、エレキギターのクリアトーンとは一緒の音にはならないのでご注意。弦が違うからだ。
 ついでなので、ギターの種類について言うと、このようなフォーク形式、クラッシック形式を問わずに、サウンドホールにゆだねる音のものをアコースティックギターという。
 ギターの種類と音の変化について述べてみると、エレキの場合は、アコースティックに近いものを「フルアコタイプ」という。アコースティックエレキギターとも言う。一見エレキなので一枚板のボディと思いきや、中は合板で箱になって空洞である。なので持ったとき、見た目より随分軽い。
 ボディ中身の半分が空洞のものもある。これを「セミアコタイプ」という。この両者は、ギターのモデル名や型番を知っていれば、あらかじめそのタイプのものかは分かるが、一見、外見のみでは区別しづらい。ただヴァイオリンやウッドベースのように、弦の横にひげのようなデザインをしたサウンドホールがあるので、「ソリッドではない、セミアコかフルアコのどちらかなんだな」というおおまかな予測は付く。例外もあり、へフナ-ベースはセミアコのベースギターだが、サウンドホールがない。外見上ソリッドに見えるボディである。
 私が知っている代表的なセミアコタイプのギターは、ジョン・レノンがトレードマークにしていたリッケンバッカー325c64というタイプ。これがセミアコである。この325という形式は重ねて、ショートスケール(指板とネック部分が短い)という今では珍しいタイプのギターで、小回りのきく、コード押さえのミュートを防げて、コードチェンジに強いギターだ。勿論いまでも愛用者はいる人気モデル(多くは知らないが、スザンナ・ホフスが九〇年代に使っていたのを知っている。ジョン・レノンが好きなのかな?)。確かにこのギターを弾いた後、SGを弾くと第一フレットが遠く感じた覚えがある。
 次に「ソリッドタイプ」、これは今主流のタイプで、中身は空洞ではない。ほぼ一枚板だ。レスポール、ストラトキャスター、テレキャスター、V型ボディなんていうのが有名なものである。私の愛器SGもそうだ。現在の一般的なエレキギターは全部これ。あまりにも一般的なので、簡単に調べられる。故に各自お調べ願いたい。
 実はエレキギター、ディストーション系エフェクターによって随分と音がひずんでいる「ノイズトーン」の音色は区別しづらいが、コーラスやディレイ系のエフェクターを使う、あるいは原音そのままの「クリアトーン」の場合はとてもわかりやすく、そのギターの音色や特徴が出ている。
 一番わかりやすいのは、ベンチャーズのスタジオ録音盤にある濡れたような、つややかな音やテケテケ音、ピチャピチャ音である。「十番街の殺人(この曲のリードパートは軽くファズ入っているね)」、「ダイヤモンドヘッド」、「パイプライン」 あたりがわかりやすい。あとクリアトーンのいい音は、グループサウンズ(これのヒットの頃、私生まれてません・笑)の「思い出の渚」の十二弦ギターの音はクリアトーンの代表的な味わうべき音と言われる。この曲とさわやかなギターの音は湘南サウンドのルーツのひとつと言われているらしい(サザンとかチューブとか、あといっぱい、よく知らない)。
 弾き方は十人十色で、あまりしっかりしたルールはないらしいのだが、私は、特にベースギターで覚えたやり方で、和音構成音(コードの構成音)をあらかじめ形で覚えるようにポジショニングする。それはポジションを星に見立てて、星座のように指板の上で覚えておき、それをほぐして、リズムに合わせて弾くことが多かった(十代の頃の素人の話なので、思い出話や経験談の類いと思ってください。自分も正解だとは思っていません)。録音盤の音が濁って、耳コピーで間に合わないときの奥の手は、バッキングのギターのフレーズでのリフもこの応用で弾いた。でも原則はコードのストローク弾きが好きである(スリーフィンガーとかずっとやっていると疲れるし・笑)。
 以上のように、エレキという言葉のイメージとは裏腹に、「クリアトーン」で出されるエレキギターの音は、現在の楽器環境の中で比べれば、増幅程度のレベルでの電気処理で、楽器の音が十分に味わえるものである。サウンドホールとサスティーンブロックはナチュラルな増音、彩音機能に過ぎず、音としては自然音のレベルなのである。
 こうやってギターのことを書いていると無条件に幸せに感じる。まさに「暇つぶしの幸福論」である。うん十年前、車(レンタカーだったけど)にフォークギター(FG)とカメラ(FE)、渓流竿(一間半)を積んで、夏の沢を楽しんだ頃が一番優雅な時間だったと感じる。「あの夏の日よ、カムバック」である。もっと願望を言えば、さらに加えて、美女の美声、歌声があると最高だ(アホなのは自覚しているので、叱咤不要・笑)。現実逃避のお馬鹿さんはそろそろ現実に戻ろう。
 本当はもう一つクラッシックギターの共振についてのお話もしたかったけど、長くなるのでやめよう。スプルーストップとシダートップの材料による音の味わいである。また機会があればお話ししたい。
 これからギターを触ってみたいという人は、本文を取っかかりとして参考のひとつにしてくれると嬉しい。ただし当方素人故、鵜呑みにすることのないよう専門店で相談することをオススメする。もう私は指の動きがついていかないので同じ曲ばかり弾いてる(ついに名実ともにおじさんの部類に入ったから、最近はそれも危うい・笑)。炎天下、四十度近い日々の連続。この夏、皆さんはいかがお過ごしだろう。お体ご自愛の程、元気に乗り切って頂きたい。

当方、音楽においては、はっぴいえんど「夏なんです」、聴いて乗り切るつもり。


註 SGにYAMAHAをつける理由はギブソンなどにもSGがあるため。八〇年代から九〇年代前後のヤマハのSGはレスポールに近い筐体であり、ギブソンのものとは全く異なる。おおざっぱに言えば、レスポールのシングルカッタウェイをダブルにしたデザインである。


ヤマハSG2000
noteyamahasg2000image.jpg

リッケンバッカ-325の模型
rikken.gif

リッケンバッカ-社カタログサイト
http://www.rickenbacker-jp.com/

ヤマハ社 ギター・ベースカタログサイト
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/index.html

カールへフナ-社 ギター・ベースカタログサイト
http://hofner.jp/

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