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89 写真、映画と絡めた音楽所感(思い出話)2 [世間話 イベント]

 親友と呼べる二人のうち、一人は陰陽を学んでいた。哲学だ。東京の私学に八年籍を置いて除籍となったつわものである。ルールより自分の信念。その男気は真似できない(笑)。もうひとりの親友は理系だ。幼なじみで出来の良いクールで真面目な一流国立大院卒。到底真似できない(笑)。
 そのクールな親友はサイモンとガーファンクルびいき。学生時代は彼の実家に泊まりに行くとサイモンとガーファンクルのレコードやCDを一日中聴いていた。幼少期、彼と私は、級友たちからテレビマンガのニックネームをつけられていた。彼は星の子チョビン、私がカリメロである(もちろんテレビ朝日の前身であるNET版のアニメーションだ。歳がバレる・笑 参考http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/karimero/   http://calimero.s41.xrea.com/calimero.html)。
 チョビンはその愛らしい姿とは反対に勇敢で正義の味方である。一方のカリメロはいつも失敗ばかり、泣きべそばかり。でもへこたれない話である。当時の二人そのものである。異星人とイタリアのひよこという主人公だ。浮き世離れした物語だ(笑)。
 話を戻すと、大学の頃、彼が私の家に来た時はマッカートニーをかける。そのときに二人で洋楽の話になる。しかも私以上のオーディオマニアだ。特にアナログ盤やターンテーブルの知識はもの凄かった。
 個人的に私はビートルズのファンというより、主にマッカートニーとすこしだけレノンのファンである。ハリソンやリンゴのことはあまり知らない。でも当時その親友とよく話したビートルズ話、思い出してみる。全てこれらの内容は個人的な回想と日常会話の延長線程度に受け止めて欲しい。
 英国EMI盤のオリジナルアルバムは、ファーストアルバムの『プリーズ・プリーズ・ミー』とセカンドの『ウィズ・ザ・ビートルズ』。これらを疑似ステレオ音盤と呼ぶ人がいる。発売時、私は生まれていない時代の話だが、これらのアルバムが新譜で日本に紹介されたときは『ステレオ! これがビートルズだ(おそらくこんな名前)ボリューム1・2』というアルバム名だったと聞く。すごいタイトルである。
 針を落とすと、もっとビックリ。片側にしかボーカルが入っていない。もう一方は演奏だけだ。今ならカラオケ用のトラック消しである(トラックはミキサーのチャンネルで、ISUZUやHINOの大きな自動車では無い)。そのため、いまでもこだわる人はこの二つのアルバムをわざわざモノラル音源で買うようだ。実際、私が本格的に聞き始めた1987年の初のCD化の際には確かモノラル音源でCD化されていたはずである。ボーカル片側だけの録音に違和感がある人はその方がいい。
 現在は『ハード・デイズ・ナイト』として販売されるアルバムも、当時のタイトルは『ビートルズがやってくる ヤア! ヤア! ヤア!』である。これは同名映画のサウンドトラックを兼ねたアルバムだったのでそういうタイトルである。ちなみによく言われているのが、この映画と同時期に発信された「ビートルズ・カム・トゥー・タウン」というプロモーション・フィルムをこの映画と勘違いしてタイトル付けがされたというお話。これは各方面の文章でよく目にする。
 そして『ビートルズ・フォーセール』。これがバンドとしてはひと味違う楽曲に変わってきた。ノリノリからフレキシブルな内容になっている。マッカートニーはより音楽へ、レノンの詩は円熟し始める。しかしまわりの熱はまだ冷めないようで、相変わらずの熱狂的なファンのためのセールスは続く。その現れが『ヘルプ! 四人はアイドル』である。レノンは絶叫するファンにうんざりし始め、過酷なスケジュールに疑問を感じる。その答えが「ヘルプ!」という曲の歌詞である。メンタルがまいっていたという。また裏面のマッカートーニー「イエスタディ」は、ポップスを芸術の域に押し上げたと言われる名曲。なのにアルバムのタイトルは映画の邦題と同じ「四人はアイドル」である。脳天気だ。
 映画のお話もしておくと、前作の『ハード・デイズ・ナイト』がモノクロ映画だったので、この作品はカラーで仕上げたかったのだろう。監督は両方ともクラーク・ケントでおなじみの『スーパーマン』のレスター監督である。
 そして来日した時代のアルバムが、その後の『ラバー・ソウル』と『リボルバー』である。プロデューサーのジョージ・マーティンは、この二つのアルバムはテイクもスタジオの空気も同じようなおそろいのイメージがあると言っている。この二枚には隠れた名曲が多い。ここにも片側ボーカルの曲がいくつかあるのでステレオ効果の音響機器で聴いてみてほしい。
 そしてコンセプトアルバムの金字塔『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』となる。デザインや楽曲の順番に意味を持たせた面白い思考が話題だったという。
 次が『マジカル・ミステリー・ツアー』と『イエロー・サブマリン』である。どちらも同名映画のタイトルである。『マジカル・ミステリー・ツアー』はテレビ放映型の映画で劇場でも公開されたという。そして興業的には今ひとつという話もきく。『イエロー・サブマリン』はアニメーション映画である。どちらもレノンのメッセージである「愛こそはすべて」が収録されている。
 そして二枚組の『ザ・ビートルズ(通称ホワイトアルバム)』と最後のアルバム横断歩道でおなじみの『アビー・ロード』である。この書き方に「おや?」と思う人もいるだろう。賛否両論ある。
 最後のアルバムは『レット・イット・ビー』という考え方もある。発売順ならそれが正しい。いやレコード会社としてはこちらと考えている。
 ところが録音順の時系列を基準にするとどうだろう。実は『アビー・ロード』以前のビートルズの残したやりかけの録音音源をフィル・スペクターという天才プロデューサーがきちんと形にして、レコードの楽曲にしてくれたものであるアルバム『レット・イット・ビー』。そのため少々雰囲気が異なるアルバムである。おかげで「アクロス・ザ・ユニバース」や「レット・イット・ビー」は趣のある仕上がりになっている。
 こんな話を夜通し出来た若い頃、親友は嬉しそうにこの類いの話を聞いてくれていた。気心の知れた親友は若いうちしか作れない。損得の無い付き合いはレノンとマッカートニーも同じなのだろう。
 レノンが倒れた当時、切ないと言って落胆したマッカートニーは今年も来日してくれた。「ヒア・トゥデイ」が心にしみる。レノンを無くしたことが今でも悲しいという。人の命は大切だ。愛と平和ともうひとつ、命も歌ってくれる。今回のメイン楽曲はいじめや仲間はずれがテーマだ。彼らしい内容だ。
 さてあと少しで師走である。十二月八日は「イマジン」、「ハッピークリスマス」、そして「スターティング・オーバー」の日である。それが終わればマッカートニーの「ワンダフル・クリスマス・タイム」、マライア・キャリー、ワム! あたりを聴きまくる私である。あと、美しいクラッシックのピアノ曲もだ。


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(画像はちゃんと持ち込み検査も受けて、許可をいただいたカメラで撮ったもの。しかも個人の趣味のブログなので、アップOKとアナウンスに見合っているため、ルールに従いアップしました)

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